レポート 北海道支部 片山和子 |
今年に入ってからコロナの収束が見え始め、大型連休の終わりにようやく5類感染症に移行された事により、 世の中の人の動きが少しずつ戻って来ました。 昨年に続き美術鑑賞会も集合形式と、待ち望んだランチも併せて開催する事が出来ました。 今回の企画テーマは「節約」です。節約って何?ですよね。この事は後ほどご説明します。 |
日 時 | 2023年6月15日 木曜日 11時半~ | |
場 所 | 北海道立 三岸好太郎美術館 札幌市 中央区 北2条西15丁目 | |
この美術館は緑豊かな公園を備えた知事公館の敷地内に建てられており、この日は良いお天気にも恵まれ 新緑の爽やかな風と、エントランスに向かう通りにはアカシアの樹が白い花を満開に咲かせて、一帯に甘い 香りが立ち込めていました。 |
美術館通りのアカシアの樹 | 美術館入口 奥は深い緑がこんもり |
入場前の集合写真やわらかな木洩れ日に包まれながら 左から 石井、丸橋、片山、奥谷、三室、狩野、伊藤(敬称略) 犬の散歩で通りがかった女性が親切に撮影してくれました観光客に見えたのでしょうか「どちらから?」と聞かれました。 |
展覧会概要 |
観覧料は道立の施設のため、65歳以上は免除されます。約1名を除き全員が年齢確認の証明等を提示して無料入場出来 ました。 先の「節約」について、来月に野球観戦企画を控えていますが、球場が新しく移転した事があり、参加者が増えそう との予測でいつもより費用がかさむのは明らかです。予算確保の為には他の企画で節約できたらな~と。 観覧料の無料は助かります。幹事は色々と苦労があるのです。 余談でした 笑 |
この展覧会は全作品撮影可能 最近は、撮影が可の会場・企画が増えて嬉しいですね。 |
札幌市出身、31歳で夭逝した画家三岸好太郎の作品を所蔵する個人美術館が、遺族から多数の作品が北海道に寄贈 されたことで「道立美術館」としてあらたに現在地に建築され開館。たくさんの作品だけでなく画家のアトリエの イメージを取り入れた建物も見どころ満載です。 |
三岸好太郎と「大通教会」 | 個々に鑑賞スタート |
天井高の空間に作品が勢ぞろい 大きな作品のスペース |
「道化役者」現存する中で最大の作品 2222x1672mm | 広いスペースでは、講演会や音楽イベントなども開催される |
階段を上がったスペースにはアーカイブなども充実 |
「オーケストラ」ひっかく手法で、近くで見ると指揮者・団員が描かれている 同名の作品は宮城県美術館にも所蔵されている |
※参考「オーケストラ」宮城県美術館所蔵 | |
「悪魔」複製写真 オーケストラの裏面に描かれている 壁面への展示じゃない 場合にだけ裏側から確認出来る |
「飛ぶ蝶」代表作のひとつ 標本の蝶なのに、右上の蝶はピンから外れて飛び だそうとする不思議な光景 勤続パイプのフレームは三岸がデザインしたもの |
アトリエの模型 | |
平日の日中で混雑することなく鑑賞を終えて、13時からのランチまでは少し時間が空いてしまい、お腹を空かせながら各々館内で休憩となりました。 |
いざ、美術館からは徒歩5分のランチ会場へ |
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手打ち蕎麦「ルチン」 | お腹が空いた~ |
おすすめメニューの「ごぼうせいろ・豚入り」と「炊き込みご飯」 冷たいお蕎麦を温かいつゆでいただきます |
カウンター席を貸し切ったので撮影が難しかった |
参加者からのメッセージ 狩野満知子さん |
三岸好太郎美術館を後に入館して始めに小6の[水墨画]を見た瞬間、筆遣いの才能に驚かされました。 この先、どんな作品が待ち受けているのか…期待が脹らみました。 多種多様な作品一つ一つが、まるで短い人生を急き立てられているかの様でした。風景画が印象深く、 力強い中にも風の優しさが…又、シンプルなオーケストラシリーズは、その躍動感から、メロディが、聴こえて くる様でもありました。どの作品も、彼の生涯を重ねて考えると、自然と胸が熱くなりました。 帰り道の青空の下、好太郎が愛した札幌に甘いアカシアの香りが広がっていました…。 |
参考画像「水墨画」1914年 |
初夏のOB会企画の第一弾は無事に終了です。 |
2023.7.2 作成 長尾