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取材 文  新谷 之尋

 6月3日(土)、6月になったというのに最高気温9℃という
 肌寒さの中、第85回北海道
音楽大行進が催されました。
 道産子通信第1号はその実行委員長をされている北海道
OB会の
 敦賀幹夫さんです。


 敦賀さんは現役時代から都合3回、旭川へ赴任され
 培ってこられたその人脈で現在は旭川
市内中心部の
 街頭放送を一手に担う株式会社アイケムの代表取締役社長として
 活躍しておられます。
 街頭BGMや
市民へのお知らせばかりでなく、
 市・消防・警察・保健所などとも連携し市民の安全・安心のため
 地域密着型の防災、危機管理広報としての役割も担って
 おられるとの事。
 

会社での敦賀さん 

   またその温厚な人柄と人望、周りを纏め上げる実行力で旭川の音楽文化の振興に大きく尽力、貢献され
   現在も平成6年施行された「音楽振興法」に基づき平成8年
全国に先駆けて旭川で設立された
   「AMP
旭川音楽振興会」会長も勤められており、気鋭の音楽家を招聘して各種音楽会・リサイタル、「旭川新人音楽祭」を主催、
   また分野ごとバラバラに活動していた合唱・吹奏楽・クラシック演奏家の皆さんを纏め上げ一堂に会する

   「望郷の鐘コンサート」を立ち上げ現在まで毎年開催されています。
   他方、グループホームやケアハウスを運営する社会福祉法人「群生会」の理事長や
   ボランティア組織「ナルク旭川」の代表としてボランティア、介護分野でも活動される多忙な日々を過ごされています。

  当日は今にも泣き出しそうな空模様のもと、
  幼稚園児から小・中・高・大学生、一般社会人、自衛隊、消防、道警の音楽隊、
  そして今回はロシア ユジノサハリンスク
からアカデミーバンドも招待し
  計101団体、4.000名余の参加者を得て石狩川河川敷リベライン旭川パークで開会式が行われました。
  第85回 北海道音楽大行進開会式
     「開会宣言」

    開会式は旭川市長以下実行委員会各氏を前に
    実行委員長敦賀さんの「開会宣言」に始まり、
    市長のタクトによる合同演奏やセンターステージでの
    ドリル演技と続き盛り上がりを見せていました。
    敦賀さんはその間も各役員、来賓への挨拶や進行の確認・指示など
    忙しく動き回っておられ、筆者より随分先輩になられますが
    そのバイタリティに感心させられます。

西川旭川市長以下実行委員会役員

       昼の開会式終了後は午後1時からいよいよ音楽大行進のスタートです。
       道警音楽隊・カラーガードを先頭に出場101団体が旭橋袂のスタート地点から次々に出発して行きます。

       筆者も50数年前にはこのパレードの中に居た事を思い出し久しぶりに血が騒ぎました。

音楽大行進スタート

  そんな敦賀さんのたまの休日はこの季節もっぱら渓流釣りだそうで、竿と弁当を積み上川北部、宗谷方面まで出掛けられるそうです。
  ご本人は「ヤマハに在籍してお世話になった地域の先生方やお客様への恩返しのつもりで今日までやってきたが、
  そろそろ一線を退きたい」と仰っておられますが、
  旭川の音楽振興、啓蒙、普及、かつてのお客様とのお付き合い等幅広く必要とされており、ご本人の熱意も冷め遣らず、
  まだまだご活躍が期待される取材でした。





































2017.06.22 作成 長尾